スマートイルミネーション横浜2012【後編】

10月31日(水)〜11月4日(日)に開催されたスマートイルミネーション横浜 2012。
前回の記事の続きです。（前編はこちら）

マリンタワーもスマートイルミネーション仕様にライトアップされていました！




象の鼻カフェを後にして向かったのは山下公園。



氷川丸がいつもより暗い…と思っていたらこちらも作品でした。
『シネラマ／ボート』というタイトルで、映画を光のドットに置き換え
氷川丸に投射することにより映画を抽象化しています。
ぼんやりとした光と映画の音声が暗い海に響いていました。




『夜のシャボン玉』、横浜美術大学の作品です。
最初人形の家へ行ったら移動ルートを案内してもらえました。ありがとうございます！



暗闇では見えないシャボン玉をストロボライトや懐中電灯で照らし
ストップモーションのように見せるという作品。
たくさんの子どもたちが集まっていました。
もしかしてついて回っていたのかもしれませんね♪
各地でシャボン玉を発生させて、風で流して、スモークやライトで演出して…
大学生の体力でないと成り立たない作品ですね。




『怖いあかり』。マリンタワーをバックに、スクリーンにスライドで詩が映し出される
「読むイルミネーション」。
ガチャ、ガチャ…というスライドのゆっくりとした音だけが響きます。


山下公園の作品を楽しんだところで象の鼻パークへ戻ります。
途中、プロムナードでカメラを構える人がたくさん。
作品はないのに何かな…と思ったら。



ベイブリッジに浮かぶ上りたての月。
赤く光る大きな月、スマートイルミネーションの夜にぴったりですね！




象の鼻パークでは音楽家・大谷能生さんのパフォーマンスが始まりました。
音と光がシンクロして、イルミネーションがひときわ表情豊かになります。




『0（zero）ー自転車で光る大きな卵』という作品。
周りに設置された自転車を漕ぐことで電力が生まれ、LEDライトの光がミラーボールを照らします。
試しに漕いでみましたが結構大変でした…


芝生ではトーチカの『PiKA PiKAワークショップ「よぞらにおえかき」』が開催されていました。



描いたその場で見られるのがいいですねぇ〜。
子どもから大人まで、皆さん楽しそうに（そして結構真剣に）参加していました。




象の鼻テラスの屋上に上ってみました。こちら、いつも入れるのでしょうか？
屋上に入ったのは初めてです。



『未知への鼻』です。巨大な象の鼻にりんご！
バルーン状になっているのでりんごが風に揺られていました。




トーチカワークショップを上から♪うまくできたかな？


この後は日本大通り方面の作品を見に行きました。

　

まちなか展示会『アクアマリンからの贈り物』。
こちらのライティングを手がけるのは京成電子という戸塚区の会社。
（インタビュー記事はこちらから読めます）
日本で最初のプロテスタント教会・横浜海岸教会を海がもたらす贈り物を
イメージさせる蒼い光でライトアップしています。




横浜市開港記念会館・ジャックの塔は『つぶやく街灯』という作品に。
モールス信号で明滅されています。



ジャックがつぶやくのは谷川俊太郎さんの書き下ろしの詩です。
象の鼻テラスのガラスにも谷川さんの詩が書かれているのですが、
横浜に所縁があるのでしょうか。




日本大通りの『夜の木陰』。
カラフルで幻想的な夜の木漏れ日。この手前には色とりどりのパラソルもありました。




最後は旧関東財務局の『moon flower dream』を。
あいちトリエンナーレでも印象的な作品を発表していたオーストラリアの
アーティスト、Pip&Popのインスタレーションです。



砂糖や顔料、プラスティックなど身近な素材で作ったオブジェが
ブラックライトに照らされ、毒々しさのある可愛らしさです。


これにてスマートイルミネーション横浜2012の作品巡りは終了！
六本木アートナイトやあいちトリエンナーレといった都市型アートイベントに
通じるものがあるイベントでした。
横浜らしい楽しい夜になりましたね♪

いたるところでデジイチ持ち（＋三脚の方も多かった）の方を見かけましたので
カメラ好きの方にもおすすめのイベントです。
来年も開催されることを楽しみに待ちましょう！


ちなみにこちらのスマートイルミネーション、緑区の新治地区で
スマートイルミネーション新治として11月14日(水)〜18日(日)に開催されます。
親子で楽しめるイベントが多そうですね！
朝市などもあって、よりファミリーで訪れやすいと思います。
お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか♪