横浜市有形文化財・横浜地方気象台公開へ行ってきました!
3月3日(日)まで開催中の第7回 横浜山手芸術祭。
山手西洋館を中心に、コンサートや展示が繰り広げられています。
そんな中、芸術祭の一環で横浜地方気象台の施設公開が行われているとこのと。
外国人墓地に面した山手の丘の上にある横浜地方気象台、前を通る度に気になっていたので
これはチャンス!とばかりに見に行ってきました。
ちなみに公開されているのは平日の9:30〜17:00までです。

本庁舎は昭和2年に建設されたアールデコ様式の建物です。
エントランスの装飾や柱の幾何学模様にその面影を見ることができます。

平成19年に落成した第2庁舎は、安藤忠雄建築事務所設計のモダンな建築となっています。

入口でスリッパに履き替え(最初気づかずにそのまま入ってしまいました…)、
内部見学のはじまりです!
①エントランス、旧所長室
入ってすぐに目に入るのは、阿部式電気時計。
大正15年に山形県で製作されたというこちらの時計は、創建時より親時計として
気象台内の時計を動かしていました。
現在は部品が現存しないため、動いていません。

アーチ状の梁や柱、階段の手すりがアールデコらしく美しいです。
暖かみのある照明も、建物の雰囲気にぴったりですねぇ。

こちらが旧所長室です。横浜地方気象台の資料が展示されています。

当時を再現した机や、古い煉瓦もありました。


②本庁舎1階ギャラリーラウンジ
地震や津波に関する観測機器と、映像やパネル等の資料が展示されています。
東日本大震災の津波の映像も見ることができました。もうすぐ3月11日ですね…
3月7日から津波警報等の発表が変わるにあたって、説明の映像も流れていました。
大正13年の関東大震災や東海地震の観測についての資料もありました。
③1階渡り廊下
本庁舎から第2庁舎への渡り廊下です。
地球温暖化や海洋に関するパネルが展示されています。

2階から釣下っているのは、高層気象観測用のゾンデ(観測機器)です。
地上から30kmまでの高さの気象を観測するそうです!
④本庁舎2階応接室
気象台創設時の写真を元に忠実に再現した部屋です。
(山手芸術祭期間中のみの特別公開です)
照明器具は元町商店街にあるお店で再現してもらったそうです。

⑤本庁舎ギャラリーラウンジ2階
気象庁にある気象衛星、地上気象、アメダス、高層気象、気象レーダー等の
観測システムについての紹介です。
⑥2階渡り廊下
吹き抜けになっている第2庁舎への渡り廊下の2階部分です。
箱根山を中心に火山活動についてパネルで説明されています。
身近な活火山がたくさんあってなかなか興味深かったです!
⑦第2庁舎現業室
神奈川県の警報・注意報や天気予報等の防災気象情報を発信している、まさに現場です。
17時が近かったので、予報を出すためか皆様忙しく動いていました。
1班2名の交代制勤務で、24時間365日休みなく働いている職員の方々。
私達の生活を支えてくださっているのですね…感謝。
⑧本庁舎3階展示室
気象台で使用していた過去の観測機器を展示しています。
(山手芸術祭期間中のみの特別公開です)

窓からはみなとみらいの景色がきれいに見えます!
夜はきっときれいでしょうね…♪

晴れた日は丹沢、富士山、房総半島まで見ることができるそうです。
⑨露場(ろじょう)
気象観測を行うために整備された場所を露場といいます。
気温・湿度・降水量・積雪の深さ等を観測しています。

その近くには煉瓦造の井戸遺構があります。
明治時代の遺構と推測され、工事の際に発掘されたものです。
本来は25m程の深さがあったそうですが、切断して一部分が展示されています。
⑩擁壁(ようへき)

外国人墓地に面した石積みの壁はブラフ積擁壁と呼ばれ、庁舎と共に
横浜市指定有形文化財に指定されています。
ブラフ(切り立った崖の意味)積みとは、長方形の砂岩を交互に並べ、
端面がひとつおきに出るように積む工法です。
建築を楽しみに行きましたが、気象に関する展示は映像やパネルを中心にわかりやすく
興味深く見ることができました。
山手芸術祭の特別公開は3月1日(金)までですが、平日は一般公開されていますので
興味を持たれた方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

横浜地方気象台
■住所 神奈川県横浜市中区山手町99番地
■TEL 045-621-1563(総務課)
■アクセス みなとみらい線元町・中華街駅 徒歩7分 他
大きな地図で見る
山手西洋館を中心に、コンサートや展示が繰り広げられています。
そんな中、芸術祭の一環で横浜地方気象台の施設公開が行われているとこのと。
外国人墓地に面した山手の丘の上にある横浜地方気象台、前を通る度に気になっていたので
これはチャンス!とばかりに見に行ってきました。
ちなみに公開されているのは平日の9:30〜17:00までです。

本庁舎は昭和2年に建設されたアールデコ様式の建物です。
エントランスの装飾や柱の幾何学模様にその面影を見ることができます。

平成19年に落成した第2庁舎は、安藤忠雄建築事務所設計のモダンな建築となっています。

入口でスリッパに履き替え(最初気づかずにそのまま入ってしまいました…)、
内部見学のはじまりです!
①エントランス、旧所長室
入ってすぐに目に入るのは、阿部式電気時計。
大正15年に山形県で製作されたというこちらの時計は、創建時より親時計として
気象台内の時計を動かしていました。
現在は部品が現存しないため、動いていません。

アーチ状の梁や柱、階段の手すりがアールデコらしく美しいです。
暖かみのある照明も、建物の雰囲気にぴったりですねぇ。

こちらが旧所長室です。横浜地方気象台の資料が展示されています。

当時を再現した机や、古い煉瓦もありました。


②本庁舎1階ギャラリーラウンジ
地震や津波に関する観測機器と、映像やパネル等の資料が展示されています。
東日本大震災の津波の映像も見ることができました。もうすぐ3月11日ですね…
3月7日から津波警報等の発表が変わるにあたって、説明の映像も流れていました。
大正13年の関東大震災や東海地震の観測についての資料もありました。
③1階渡り廊下
本庁舎から第2庁舎への渡り廊下です。
地球温暖化や海洋に関するパネルが展示されています。

2階から釣下っているのは、高層気象観測用のゾンデ(観測機器)です。
地上から30kmまでの高さの気象を観測するそうです!
④本庁舎2階応接室
気象台創設時の写真を元に忠実に再現した部屋です。
(山手芸術祭期間中のみの特別公開です)
照明器具は元町商店街にあるお店で再現してもらったそうです。

⑤本庁舎ギャラリーラウンジ2階
気象庁にある気象衛星、地上気象、アメダス、高層気象、気象レーダー等の
観測システムについての紹介です。
⑥2階渡り廊下
吹き抜けになっている第2庁舎への渡り廊下の2階部分です。
箱根山を中心に火山活動についてパネルで説明されています。
身近な活火山がたくさんあってなかなか興味深かったです!
⑦第2庁舎現業室
神奈川県の警報・注意報や天気予報等の防災気象情報を発信している、まさに現場です。
17時が近かったので、予報を出すためか皆様忙しく動いていました。
1班2名の交代制勤務で、24時間365日休みなく働いている職員の方々。
私達の生活を支えてくださっているのですね…感謝。
⑧本庁舎3階展示室
気象台で使用していた過去の観測機器を展示しています。
(山手芸術祭期間中のみの特別公開です)

窓からはみなとみらいの景色がきれいに見えます!
夜はきっときれいでしょうね…♪

晴れた日は丹沢、富士山、房総半島まで見ることができるそうです。
⑨露場(ろじょう)
気象観測を行うために整備された場所を露場といいます。
気温・湿度・降水量・積雪の深さ等を観測しています。

その近くには煉瓦造の井戸遺構があります。
明治時代の遺構と推測され、工事の際に発掘されたものです。
本来は25m程の深さがあったそうですが、切断して一部分が展示されています。
⑩擁壁(ようへき)

外国人墓地に面した石積みの壁はブラフ積擁壁と呼ばれ、庁舎と共に
横浜市指定有形文化財に指定されています。
ブラフ(切り立った崖の意味)積みとは、長方形の砂岩を交互に並べ、
端面がひとつおきに出るように積む工法です。
建築を楽しみに行きましたが、気象に関する展示は映像やパネルを中心にわかりやすく
興味深く見ることができました。
山手芸術祭の特別公開は3月1日(金)までですが、平日は一般公開されていますので
興味を持たれた方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

横浜地方気象台
■住所 神奈川県横浜市中区山手町99番地
■TEL 045-621-1563(総務課)
■アクセス みなとみらい線元町・中華街駅 徒歩7分 他
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